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夏越の祓 <上加茂秋山>

本日6月30日は半年の厄払いをする日ですが、その由来は意外と知られていません。
日本神話で伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が旅先で蘇民将来(そみんしょうらい)にもてなされたお礼に渡した<茅の輪>を教えに従い腰に付けて厄を払うことができたというお話。
その後、「蘇民将来札」はお札となって厄払いの象徴とされ、粽に付けられたものが祇園祭りでも使われるようになります。我が家の玄関でも毎年守ってくれています!

土曜日の夜伺った「秋山」さんではこんな楽しい<茅の輪>が演出されていました~♡
ちゃんと「茅」(チガヤ)が付けられていて感激!・・このススキのような葉、昔はあちこちに自生していましたね。
3回箸をくぐらせて先付けを美味しく頂きました。
「水無月の夏越の祓する人は、千歳(ちとせ)の命延(の)ぶというなり」とは唱えられませんでしたが、、病気や災いを免れることができますように<(_ _)>
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そして、待ちあいのお席でだされたのは手作りの 「水無月」 
由来は宮中、旧暦6月1日「氷の節句」。冬にできた氷を山間の氷室(ひむろ)に貯蔵しておき、そこから取り寄せた氷を口にして夏を健康に過ごせるよう祈るというものです。
庶民に氷は高嶺の花。氷をかたどった三角形の生地に厄除けの小豆を散らしたお菓子を作ったのでした。

お昼間のお稽古でいただいた「二条若狭屋さん」の水無月も大変おいしかったですが、こちらは素朴で深い味わいがありましたよ~。
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若手の料理人、秋山節ともいわれているパフォーマンスも楽しいお店でした!
Commented at 2015-06-30 19:04
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
by happylife525 | 2015-06-30 09:15 | 食べ歩き | Comments(1)

*お花・お料理・テーブルの日々*


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